脳は自分の見たいものだけしか見ない
私たちは、固定観念が強ことを悪いことのように捉えがちです。
固定観念の形成は、生きていく上でも脳にとっても必要なことなのです。
脳は自分の見たいものだけしか見ない
それは、脳の重要な機能の一つである「情報処理機能」という観点から見たとき、どんどん外から入ってくる大量の情報を、いかに早く処理するのかということが大切だからです。
例えば、透明なグラスに入った水があるとイメージしてください。
水は透明ですし、液体です、非常に不思議な物体ですね。
しかし、私たちは「水は、水だ」として片付けています。
これは一種の固定観念に近いのですが、それを固定観念がなくて、水を見たときに「おー、水だ。すごい!」や「これはなんでこんなに透明なんだろう?」と毎回感動していたり、毎回不思議がっていたり、もしくは哲学的な思考に入ってしまって、「そもそも水とは一体なんぞや?」なんて考えていたら、らちがあきません。
これでは毎日考えるのに忙しくて、仕事どころではなくなります。
ですから脳は「水は水でいいや」と“とりあえず置いといて”パッと水を見たら「水だ」と反応することで顕在意識に上らせないようにしています。
水を見たら、水にしか見えない。
これが「人は見たいものしか見ない」といったことに通じているのではないかと思います。
固定観念があるから、外からどんどん入ってくる大量の情報も、素早く処理できるしさらに、「見たいものしか見ない」能力があるから、自分が興味があること、やりたいこと、叶えたい夢に自然とフォーカスして、それらの情報を一瞬でキャッチし、保存し、意識と行動に移せるように指令できるのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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