成功して不幸になった人・・
成功しているのに不幸とはどういうことだ? と思う人も多いかもしれませんね。
世の中には、「幸せな成功」と「不幸な成功」があります。
成功して不幸になった人・・
必ずしも社会的成功や名誉を得ること、お金持ちになることが、幸せな成功とは限らないということなのです。
金銭的、物質的な願望を実現するだけでは人は幸せになれないのです。
むしろ人類の歴史を振り返ってみると、大成功した人ほどその後にやってくる不幸も大きいようです。
その代表といえば、世界の海運王アリストテレス・オナシスです。
オナシスは、トルコの港町に生まれ、少年時代は、難民暮らしを余儀なくされ単身アルゼンチンに渡りました。
その後皿洗いから始め、株の投資やタバコの輸入で一儲けし、そのお金で中古船を買って海運業を始めます。
先見の明があったオナシスは、ビジネスで成功をおさめ、結婚もビジネスの一部と考えて、ギリシャの支配者階級の令嬢ティナを嫁に迎え自分も支配者階級に食い込みました。
当時、世界一のプリマドンナ、マリア・カラスを愛人にし、人生の中で彼が望むものを全て手に入れていきました。
しかし、この頃から彼の人生の歯車が狂い始めます。
彼の成功にもダーク・サイドがあったのです。
妻ティナは酒と睡眠薬に溺れ、その後二人は離婚。
次に彼が手に入れたのが、元アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの未亡人ジャクリーン・ケネディです。
この結婚にショックを受けたマリア・カラスは、睡眠薬中毒となり、前妻ティアは彼の宿敵と再婚。
娘のクリスティーナは駆け落ち、息子アレクサンダーは、飛行機事故で死亡。
息子の死にショックを受けた前妻ティナは、アルコール中毒の末、他界。
妻は、彼に寄り付かなくなり、まるで絵に描いたような悲劇が彼を次々に襲います。
最後は、彼自身が重度の筋無力症にかかり、パリの病院で息を引き取りました。
そして、彼の死後もトラブルは続きました・・・
背筋の凍りつくような話ですが、これは実話なのです。
金銭的、社会的に成功してもこのような人生は嫌ですよね。
不幸な大成功より、やっぱり自分の身の丈サイズでも『幸せに成功』したいですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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