資料は10秒で判断する
アメリカの経済誌フォーブスが今年3月2014年版の世界長者番付を発表しました。
その中で、日本の長者トップはソフトバンクの孫正義社長でした。
[184億ドル(1兆8700億円)で、42位]
資料は10秒で判断する
そんな孫正義さんを10秒で納得させる資料の作り方という内容の記事が「日系ビジネスアソシエ6月号」に掲載されていました。
孫さんは、「数字の裏付けのない資料の価値はゼロに等しい」と公言されるほど、数字の感覚が人一倍するどく少しでもおかしいと感じたところは徹底的に追及されるそうです。
それは自分自身に対してだけでなく、社員が提出する資料に対しても同様。
社員が提出する資料に、ちょっとでもつじつまが合わない数字を見つけると、鋭く追及し、調査と納得できる対処法を求めるのだとか。
また、例え数字の裏付けが取れていても理解するのに時間がかかる資料もNGであるという孫さんが資料の判断にかける時間は、たった10秒だそうです。
たった10秒で、孫さんを納得させるには?
孫社長が大切にしている資料の鉄則3か条とは?
「孫社長が大切にする資料の鉄則3ヵ条」を書き出してみました。
1.資料上の数字は事前に予測値を想定してから見る
資料上の数字に違和感を感じるためには、自分なりの予測値がないと難しい。予測値をもちながら見ていくと微妙な数字の違いや変化に敏感になっていく。
2. 計算と実績の数字の差から改善点を見いだす
予測値と実績のズレに注目したら、その部分から改善点を探していく。
3. 10秒で納得できる具体的なアクション
結論以外に、具体的なアクションの記載があること。
結論とそれに対する具体的なアクションが資料に記載されていることは必須だと言います。
そのアクションを、初読から10秒以内に資料から読みとれることが大事なのだそうです。
多忙を極める孫社長が、日本のトップになった背景には資料を10秒でジャッジし、短時間で適切な判断や指示をくだしていたことも大きなポイントでしょう。
正しい数字を見ていれば正しい判断ができる。。。
私達の目の前の数字がどのような意味を持つのか数字の読解方法で参考になる点が幾つかあるような気がします。
では今日も、いい1日になりますように!
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