コーヒーは脳のおまじない

毎朝、目覚めにコーヒーを飲むという方はとても多いと思いますが、コーヒーが脳を刺激して、思考力を高め、目覚ましに効果があることをご存知ですか？

コーヒーの何が目覚ましに良いのかというとカフェインが有効と考えるのが一般的かと思います。

コーヒーは脳のおまじない

東京大学の脳科学者池谷裕二先生に以前伺ったことがあります。

大学の学生実習で、コーヒーが本当に脳に効くのかを試した実験があるそうです。

大勢の学生を2つのグループに分けて、半分はカフェイン入りのコーヒーを、もう半分はカフェインなしのコーヒーを飲ませます。

すると、カフェイン入りのコーヒーを飲んだ
グループの成績の方が良いという結果が
出たそうです。

ですから、カフェフィンが脳に効くということは、どうも間違いないということになります。

でも、コーヒーの効果はカフェインだけとは限らないようです。

あなたは、コーヒーはブラック派ですか？
それとも、ミルクと砂糖を入れる派ですか？

もしあなたがブラック派なら、出先で誰かが入れてくれたコーヒーにミルクと砂糖がすでに入っていて、どうしても断れず飲んだとき何となく違和感があって、コーヒーを飲んだ気がしないという経験がありませんか？

ミルクと砂糖を入れる派の人もブラックを飲んだときのことを思い出してみてください。

ミルクと砂糖が入っていても、入っていなくもカフェインの含有量は同じはずです。

でも、何か、いつもとは違う感じがするはずです。

このことから毎朝、コーヒーを飲んでいると目覚めが良いという気分的なものが習慣化されて、私たちの気分に影響を与えているという、ある種の「おまじない」的な効果がコーヒーにはあるといえます。

池谷先生は、「カフェイン自体の成分」と「おまじない効果」の両方の効果が重なって、私たちの脳にコーヒーが良いということになっていると教えてくださいました。

どうせコーヒーを飲むなら、潜在意識に自分の都合の良いおまじないかけて飲んだ方がいいですね。

ただし、飲み過ぎると体に害を及ぼすこともありますのでご注意ください。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです！