人間の脳の仕組み!
人はなぜ、簡単に変われないのでしょうか・・
セミナーや講演会などで、感銘を受ける話を聞いて、「よし、自分も変わろう」「明日から、変わるぞう!」と意気揚々と帰宅し数日間は、モチベーションが上がって変われそうな気がしますが、しばらくすると結局元の生活に戻ってしまった。
そんな経験ありませんか?
1度や2度ならまだしも、何度も続くと「自分は変わることのできないダメ人間なんだ」と思ってしまい、自信をなくしてしまいます・・
人間の脳の仕組み!
でも、安心してください!
これは、あなたの意志が弱いからではありません。
根性がないからでもありません。
これは、脳の仕組みのせいなのです!
人間の脳は、大きく分けて2つの特徴があります。
それは「安定化指向」と「可塑性」で脳は常に、この仕組みで動いています。
「安定化指向」とは、文字通り
「変化したくない。現状のままでいたい」
という特徴を持っています。
人間はそれぞれ「性格・人格」や「セルフイメージ(自己像)」を持っていますが、これらは、脳の特徴である安定化思考により、簡単には変化しないようになっているのです。
もし、昨日まで阪神ファンだった人が、今日は巨人ファンに変わっていたらどうでしょう?
信用できませんよね(笑)
急に変われないように、脳が歯止めをかけているのです。
安定化指向は、人間が社会生活を行なっていく上で非常に大切です。
また、人間の脳は、小さく変化できる性質を持っています。
自分が間違った価値観を持っていたり、自分の持っている価値観が人に迷惑をかけてしまう場合は、考え方をかえないと社会生活がうまくいかなくなってしまうからです。
その特徴を「可塑性」と言います。
可塑性とは、例えばソフト・テニスのボールを指で押すと少し凹みます。
そして指を離すと元に戻ります。
これを「弾性」と言います。
反対に、粘土の塊を指で押すと、凹みますが指を離しても元に戻りません。
これが「可塑性」です。
外からの刺激に反応して、少しだけ自分自身も変化する「可塑性」という特徴を、人間の脳は持っているのです。
つまり、人間の脳は少しずつなら変わることができるけれど、急激に大きく変わることはできない仕組みになっているということなのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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