会社は脳が同時認識できる人数で組織化する
昨年11月に公開された映画「スティーブ・ジョブズ」を観ましたか?
賛否両論あると思いますが、私の率直な感想は「ちょっと物足りない」というものでした。
多くの人が、あのスティーブ・ジョブズの名前を知りアップルの商品に興味を持ち始めたのはiPodやiTunes、更にはiPhoneやiPadを使用するようになってからで我々が興味を持つのはそれらのヒット商品の誕生秘話でありスティーブ・ジョブズがiPodを完成させる以前の話ではない、はずです。。。
その意味で、少し期待はずれの映画でしたが本日、配信のポッドキャストに関連する話が映画の中で描かれていたのでご紹介します。
会社は脳が同時認識できる人数で組織化する
映画には、経営学で「ペーターの無能力ライン」と呼ばれるものが描かれています。
最初、スティーブ・ジョブズは自宅で友人と2人で起業しました。
会社が成功し、大きくなるにつれ当時の仲間も役員に昇格していきますがこれまでの少人数な会社と大企業の役員の仕事にギャップを感じるのです。
後から入ってくる優秀な社員に次々と抜かれ一緒に起業した仲間たちは役職が上がると、能力のキャパをオーバーして全く仕事ができなくなるというのが、「ぺーターの無能力ライン」と呼ばれるものです。
どの会社でも組織変更や人事異動などの変化が起こるタイミングがありますが役職が変わったために、やる気まで落とさないよう経営者は社員をよく見てあげることが大切です。
さて、第83回目のポッドキャストでは、蓼科の別荘に、東京都からお越しいただいた金属加工会社の経営者、青ちゃんからの質問にお答えしています。
青ちゃんからの質問です。「個人事業主から始めた会社なのですが、個人の意思で会社が動かなくなることがあります。ある程度の規模になると組織化しなくてはなりませんが売上か人数なのか、組織化するタイミングを教えてください。」
答えは今すぐ、こちらのポッドキャストをダウンロードしてお聞きください。
↓↓↓↓↓
http://itunes.apple.com/jp/podcast/xingsena-cheng-gong-zhe-yu/id511213513
私の回答を簡単に申し上げますと、、、基本的には人数で組織化するようアドバイスしています。
そのカギとなる数字は、一人で管理でき、脳が同時認識できる7名と社長が管理できる従業員の限界である30名です。
7名以内: チームとして管理する(組織化まではいかない)
8名以上: 組織化し2チームに分ける(ナンバー2をつける)
30名以内: 社長1名が管理できる限界
実際に日本の会社の約92%は従業員が30名以下の会社です。
注意しなくてはならないのは組織化し社員に役職を与えると、プレッシャーになり、今まで出来ていたことができなくなる社員が出てきます。
所謂、「ペーターの無能力ライン」と呼ばれるものです。
そうならないように、社長であるあなたもその社員と一緒にやってあげるスタンスが大切です。
詳しくは、ぜひ、こちらの番組をお聞きください。
↓↓↓↓↓
http://itunes.apple.com/jp/podcast/xingsena-cheng-gong-zhe-yu/id511213513
※これまでの配信分もダウンロードが可能です。
今日も、充実した1日をお過ごしください!
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