お気に入りの店で常連さんになる方法
京都のお茶屋さんや老舗料亭では昔から、「一見さんお断り」というお店が結構あります。
これは決してイジワルをしているのではなく最高のサービスを提供するためには相手のお客様がどんな人なのかをある程度知っておく必要性がありますし、「類は友を呼ぶ」の法則に従ってある一定基準のお客様をお店が選んでいる、そう、客筋を選ぶことで既存のお客様に迷惑がかからないようにという配慮なんですね。
そして、多くの場合、常連扱いしてもらうのに時間がかかります。
当初は、紹介した人のツケになるので、お店にふさわしいお客として認められるまでは自分でお金が払えません。
紹介する方も、自分のツケですから、誰かれ、紹介できないですよね。
私自身も京都出身ということからまた過去にレストランや飲食店をやっていたことから自分が気に入ったお店では「常連扱いをして欲しい」という気持ちになることがあります。
お気に入りの店で常連さんになる方法
そこで、すごく美味しいお店を見つけた際にどのようにしてお店側に常連さんとして認識してもらうかお話させていただきますね。
例えば、東京のあるお店をものすごく気に入ったとします。
このお店の店長さんに顔を覚えてもらい常連さんになりたい!と思った場合1回目に来た時にこんな事を言うのです。
「今日は京都から来たんですよ。仕事でちょくちょく東京に来るのですが、これは美味しかったので覚えておきます。また来ますね」
また顔を覚えてもらうために、「京都から来た」とか「経営コンサルタントをしている」「本を出している」など、特徴的なキーワードも言うと良いのです。
そしてその日から1週間後に一度そのお店に行きます。
更にはその翌日に、もう一度行くのです!
3回お店に行って、食事をして同じことを言って帰ってくる、それを繰り返すとお店側は私の事を本当に覚えてくれます。
その後は、半年や1年後に行っても、「中井様、ご無沙汰しております」というようなことになるのです。
これは本当の話です。
ポイントは、最初に来店した日の翌日から3週間以内の間に3回来店すること。
つまり人の記憶は3週間で消えてしまいますのでその3週間以内に何をするかなのです。
この手法はマーケティングでも使われるのですが3週間(21日間)の間に、3回コンタクトを取ると相手と仲良くなり、顧客関係を続けていくことができると言われています。
ですから、美味しいお店を見つけてそのお店の常連さんになりたい時やこの人となら一生付き合っていきたいという人に出会えたら、出会った翌日から3週間位の間に3回アプローチすることです!!!
人の記憶を司る、「海馬」 に情報が蓄えられている間に、的確なアプローチを取ってみてくださいね。
それでは今日も、充実した1日をお過ごしください。
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