ヘビ=おとなしくさほど怖くない?
今日は久しぶりに脳の2大特徴の1つである“脳の可塑性(かそせい)” についてお話をしたいと思います。
私達はこの世に生まれてから実に様々な経験を重ねて今日を迎えています。
時には辛く厳しい経験も、また明るく楽しい経験も積み重ねて今の自分ができている訳です。
脳はその経験の一つひとつを記憶として全て刻み込んでいます。
その刻まれ方が脳の特徴の一つである可塑性といわれるものです。
ヘビ=おとなしくさほど怖くない?
可塑性とは、粘土を例に説明すると良く分かるのですが粘土は指でちょっと突っつくとその分が凹んだまま戻りませんよね?記憶もその凹と同じ。
一旦、脳に刻まれると元に戻ることはないのです。
記憶はその様にして永遠に刻まれていきます。
その大きな例が、トラウマですよね。
過去に体験した恐怖が一生消えない何か同じような経験をするたびに記憶が呼び起こされ恐怖感にさいなまれる・・・
トラウマが消えないように刻まれた記憶は、一生消えることはありません。
しかし、別の記憶を植えつけることはできるのです。
例えば、ヘビに遭遇して怖い目に合ったトラウマを新しい記憶を刻むことで解消することもできるのです。
ヘビ=怖いという恐怖体験をヘビとの他の経験によりヘビ=おとなしくさほど怖くないという新しい記憶を刻むことでそれまでヘビを見れば震え上がっていた状況から抜け出すことができるのです。
良い経験も悪い経験もプラスもマイナスも全ての記憶がその人を作り上げているのですね。
それでは今日も、充実した1日をお過ごしください。
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