スマホを見ながら歩くのは・・・
携帯は身近で便利な存在です。
でもスマホやiPhoneの画面を見て前から歩いている人とすれ違うのはかなり嫌ですよね。
彼らは画面しか注意していないのですれ違う人や、目の前にある障害物に気付いていない時があります。
先日、テレビでスマホを見ながら警報の鳴っている踏切に自ら突っ込んで死んだ人のニュースを見ました。(かなり衝撃的ですね)
また、ひったくりの被害に合うのもスマホを見ながら歩いている女性が増えているらしいです。
歩きスマホは、やめましょう。
しかしこの現象は、何も彼ら個人の問題ではなく人間の短期記憶、ワーキングメモリーに深く関わっているのです。
スマホを見ながら歩くのは・・・
そもそも、人が携帯の画面を見ながら街中を歩くということは無理があるのです。
どんな人であっても、スマホやiPhoneをいじりながら前方に万全は注意を払うことができません。
それは、人が持つワーキングメモリーは一度に7つの事しか認識できないからです。
歩きながら携帯をいじる、
この時、人間はたくさんのことを同時に行っています。
- 目的地に向かって歩く
- 周囲からの音に耳を傾ける
- 左右、前方に注意する
- 携帯画面を観る
- 文字を入力する
- メッセージを読む
- 思考
既に7つの事を同時に行っているのです。
ワーキングメモリーいっぱいのことをやっているので突然、前から自転車が走ってきたり車が急カーブしてきたりしても瞬時に対応できないのは、注意できるキャパシティを超えているからなのです。
このように、人が同時に7つのことしか認識できない状況を、アメリカの心理学者ミラーは「マジカルナンバー・セブン」と呼んでいます。
私達の周りには、この「マジカルナンバー・セブン」が多く存在していますよ。
例えば、1週間は7日間ですし曜日も、月・火・水・木・金・土・日 と7つしか存在しません。
音階も、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ と7音階ですし小説やドラマに登場する人物も、7人ぐらいです。
本のタイトルも私達に親しみやすい「7つの習慣」であったりしますよね。
人間のワーキングメモリーでは一度に7つの事しか認識できない。
ですので、街中で携帯をいじりながら歩くのは無理なことなのです。
では午後からも頑張っていきましょう!
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