人は得より損を大きく感じる?
今日はある質問からです。
「誰かに何かをしてもらったという良い経験と同じ人から何か嫌なことをされたという経験、どちらを強く覚えていますか?」
これと同じような質問ですが、「過去に何か得したという経験と損をしたという経験のどちらが記憶に残っていますか?」
何れの質問に対しても後者と答える人が圧倒的に多いのではないかと思います。
それは、人間には、ある特徴があるからです。
それは、、、、「人は得より損を大きく感じる」というもの。
人は得より損を大きく感じる?
例え、誰かから何かをやってもらった得をしたという経験の割合が大きくても損をしたことの方が心理的に占める割合が大きいのです。
お金の例で説明すると1万円が当たったときの喜びより1万円を損したときの苦痛の方が記憶に大きく残ってしまうのです。
損得の2つを天秤にかけることができず得をしたことがまるで無かったかのように、損したことのみ、深く受け留めてしまうのです。
これは人間の本能的な心理ですから、仕方がありません。
しかし、嫌な気分になったとき、その気持ちを紛らわすことはできますよね。
例えば、損したこと、嫌な記憶を思い出しそうになったら良いことをされたときや得をした時の写真あるいはイメージを見るようにしましょう。
あのときはあんなに輝いていた!
こんなこともしてもらった、こんなに得していた、ということを思い出すのです。
脳は2つのことを同時に考える能力に長けていないため良いイメージを考えれば、一時的とはいえ悪いイメージが思い浮かばなくなります。
何度も何度も、嫌な記憶を思い出していると海馬を通じてその記憶が定着してしまいますので、それを避けるためにも、嫌なことを思い出したら何か良いイメージを見る、得したことを考えるようにしてみましょう。
それでは今日も、充実した1日をお過ごしくださいね!
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