君はこの下手な字を直しちゃいけないよ!
あなたは誉められると伸びるタイプの人間でしたか?
それとも、叱られると伸びるタイプでしたでしょうか?
人間には、叱られた方がやる気になるという人とたくさん誉められた方がやる気になる人とタイプが2種類あります。
私達が子供の頃に受けてきた学校教育はそのほとんどが叱られて短所を是正するいう教育方法でした。
「お前はここが悪い」「ここを直しなさい」「遅刻はするな」「廊下ですれ違ったら必ず挨拶をするように」
あれはダメ、これもダメと言われ続け誉められたことなど数えるほどです。
その時まだ小さかった為か、注意されることや指摘されることが当たり前だと思っていましたが人間の性質からすると、人は短所や欠点を指摘され、強制的に直そうとされると無意識に反発するものです。
何よりもやる気も失せますし気分も悪くなるはずです。
君はこの下手な字を直しちゃいけないよ!
叱ることで教育するというのはあまり人の成長にプラスにはなりません。
私の恩師である経営コンサルタントの故船井幸雄先生は人の上に立つ者としてあるべき姿をこうおっしゃっていました。
「短所には目をつむって、その人の長所を一生懸命探して、そこを徹底的に誉めて伸ばしなさいを注意して強制的に直そうとするのではなく長所を伸ばして、その人を人間的にレベルアップさせていくことで、短所はなくなっていきます。
消えてなくなる、というよりは長所に目がいくようになり短所が気にならなくなると言った方が良いかもしれません。
若い頃に、船井先生から「中井君は、この下手な字を絶対直しちゃいけないよ」とアドバイスをいただいたことがあります。
その理由は、「こんな下手な字で直筆の手紙をもらったら相手は、君がよっぽど伝えたいことがあるんじゃないか?と、勝手に考えて、君に好印象を持つから。この字は君の長所だよ。」ということでした。
船井先生の褒め上手、恐るべし・・・このように、本人でもあまり気づいていない長所を見つけて何度も何度も誉めてあげることでその人の脳に新しい神経回路を作ることができます。
それにより長所とされる行動が引き起こされる情報が通り易くなり処理の時間も早くなるのです。
その結果、上に立つ者も、その元で働く人も気分よく働くことができるようになり会社としての仕事の効率も上がるのです。
短所を指摘しても、会社にとってもお互いの人間関係にも良い結果は期待できないものですよ。
それでは今日も、充実した1日をお過ごしください!
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