相手に抱く感情は自分に跳ね返る
「共に走っているライバル達にありがとうを言いたいです。私が頑張ることができたのも必死で戦っているライバル達がいるお陰です」と、シドニーオリンピックマラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さんは言っていました。
でも、そもそもライバルがいなかったら、金メダルの獲得など容易いことだったでしょうになぜそんなことを言うのでしょうね?
実は高橋さんとライバルとの間には「ミラーイメージの法則」というものが働いていたのです。
相手に抱く感情は自分に跳ね返る
「ミラーイメージの法則」とは他人に対して向けた自分の思いは必ず自分に返ってくるというものです。
脳は、主語が理解できないので、相手に対して思ったことか?
自分に対して思ったことか?を区別できないんですね。
だから、他人に対して向けた自分の思いは必ず自分に返ってくるんですね。
彼女も彼女のライバルであった人達も相手に対して負けまいとする思いを持っていたから自分に対して跳ね返ってくる思いを原動力として練習やレース自体も頑張ることができたのでしょう。
自分が発する思いとライバルが自分に発する思いそれがお互いに作用してそのエネルギーの影響で双方が必死に頑張ったのでしょう。
そもそも、ライバルがいなかったら
自分が相手に抱くライバル心は生まれませんし
例え抱いたとしても、自分に跳ね返ってくることはないのです。
この「ミラーイメージの法則」はスポーツに限らず人と人との関係で必ず生じます。
他人に対してマイナスの感情を持つと相手からも同じようなマイナスの感情や態度を返されますし相手をおとしめようとすると、逆に自分も相手からおとしめられることになるのはそのためです。
このように、他人に対して向けた自分の思いはどういう訳か必ず自分に跳ね返ってくるのですよね。
その証拠に、自分が良く思っていない人は必ずあなたのことも良く思っていない、なんてことありませんか。
他人に対するマイナスの感情で逆に自分までもマイナスの影響を及ぼさないよう、注意したいものです。
これらは目には見えない心的エネルギーですが他人に対してプラスの感情を持ちそこから返されるエネルギーが結果的にあなたを教えてくれるものとなるよう日頃から周りにはプラスの感情を持つように心がけましょう。
では午後からも頑張っていきましょう!
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