福島・広島を忘れてはいけない
東日本大震災から丸4年が経ちました。
あの日は、品川のオフィスタワーマンションが1時間以上も大きく回転する(耐震構造)中、目の前に広がるお台場のテレコムセンターの火事の黒い煙と川崎のガス貯蔵タンクの爆発をリアルに見ました。
本当に、死ぬかと思うような恐ろしい経験でした。
当日は、報道規制のため火事と爆発、帰宅難民のニュースだけでまさか、東北あのようなことになっていると知ったのは翌朝のニュースでした。
私が理事を努めさせておりますNPO法人「テラ・ルネッサンス」も職員を派遣して東北の復興支援活動を始めてもうすぐ丸4年になります。
まだまだ、道半ばですが、少しずつ手応えを感じています。
プロ野球の小久保ジャパンのチャリティー・マッチも行われていましたが、まだまだ忘れてはいけない出来事だと思います。
福島・広島を忘れてはいけない
久しぶりに大好きなジャクソン・ブラウンのライブを見に渋谷まで行ってきました。
ジャクソン・ブラウンは、私の中学・高校時代のヒーローの一人で、なんと、6回目のライブ鑑賞です。
歌詞が、長くて、覚えにくいんですが今でも当時覚えた曲は一緒に歌えます。
キーが私より、2つ高いだけなので大抵の曲が歌えたのも、大好きになった理由の一つかもしれません。
実は、彼は、原発反対派の環境問題のエキスパートでもあり、様々、環境関係のチャリティー・コンサートを行っています。
有名なものでは、「NO NUKES(1979)」・・・まんま原発反対の意味です「FARM AID(1985〜)」「HURRICANE IRENE(2011)」など、オールスター・キャストのチャリティー・コンサートです。
ライブの2回目のアンコールの時、彼は、東日本大震災の話に触れ、「福島のみなさんに、追悼の意を捧げます。このことは、決して忘れてはなりません。日本だけでなく、アメリカも含めて原発は廃止するべきです。我々は社会に、地球に責任を持たくてはなりません。今回のツアーは、いつもの東京・大阪だけでなく広島にも行きます。広島のことも忘れてはなりません。」
そして、この日のラストナンバーはいつもの「RORD OUT」ではなく「BEFORE THE DELUGE(大洪水が来る前に)」です。
1974年に発表されたこの曲は、彼が、始めて環境問題にアーティストとして取り組んだ曲です。
「このまま、環境破壊が進んで行けば、子供達の心は、どんどん荒んでいき、やがては、原発事故による(放射能の)洪水が起こる。洪水が来る前に、我々はなんとかしなくてはならない。そして、音楽は、我々の精神を高め続ける素晴らしいものだ(中井隆栄意訳)」
という意味の歌詞を歌う彼と、バンドと会場が一体となった美しい演奏に、少し、涙しました。
私たちには、忘れてはならないことも、あきらめてはいけないことも、たくさんあることを再確認した夜でした。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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