USPを把握できない時は?
自分自身の売りのことを、USP (Unique Selling Proposition)と言うということは既に良くご存知のことと思います。
アメリカの有名なビジネス作家、ロバート・アレンは、著書「億万長者入門」の中でUSPのことを「ユニークな売り込み提案」といっています。
ビジネスをしていて少しでもお客様や顧客がいるとしたらユニークな売り込み提案があるということです。
お客様は他社ではなく、あなたの会社を選び、お客様にとって何らかのメリットがあるということですからね。
そのため、どんな小さなUSPであっても自分自身のUSPを正確に把握することが非常に大切だと言えます。
USPを把握できない時は?
しかし時として、様々な理由によりUSPを正確に把握できない場合があります。
ご自分が思っているUSPと、お客様が思っているUSPとの間にギャップが生じていたりするのです。
これではお客様に一生懸命USPをアピールしても元々伝えるべき内容が違うのですからお客様の心に響きませんよね。
的外れなアピールになり、アピール方法を改善したとしても結果は出ないでしょう。
考えがちなUSPのアピール方法よりもまず、ご自分のUSPを正確に把握していない可能性を視野に入れておくと良いのです。
自分自身の売りや強みは、自分のことでありながらむしろ自分のことであるからこそ、なかなか把握できない、ということがあるのです。
そんな時にお勧めなのは次の方法です。
それは“お客様の声を聞きフォローする”という方法です。
例えば、自社の強みが「高いスキル」や「高品質」だと自負していたのに、実際に買っていただいたお客様の声を聞いてみると
「デザインが良かったから」「地元だから」「広告の感じが良かったから」「友人に勧められたから」など、スキルや品質に全く関係ない回答が返ってくる場合が実は非常に多いのです。
思い込みのUSPで、的外れな広告を出す前にお客様の声を聞いてみましょう。
お客様が選ぶ理由に本当のUSPが存在するのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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