イノベーションを起こすための発想術
放送作家であり、「くまモン」の生みの親である小山薫堂さんのオフィスの受付がパン屋を兼ねていた、ということをご存知ですか?
(オレンジのパンは大好物だったんですが、現在はオフィス&カフェに改装されました)
「受付兼パン屋」
・・・発想がすごいですよね。
「私の会社はふつうにビルのなかに入居していますが来ただけでなんとか喜んでもらえないものか。
じゃあ、受付をパン屋にするのはどうかということになったんです。」
ランチのお店が不足している東京・虎ノ門付近でパン屋ができれば近くに勤める人は歓迎してくれる訪ねてきた人はパン屋を通った奥にどんなオフィスがあるのかとウキウキする。
そしてスタッフは社員割引のパンを食べることができ受付嬢も受付業務をしながら利益を生むことができる皆にとって何かしら利益のあるものを生み出したのが小山薫堂さんです。
イノベーションを起こすための発想術
そんな小山さんの発想術のポイントをご存知ですか?
実はごくごく当たり前のように存在しているもの、いわゆる既知と既知を掛け合わせているだけなのです。
そう言われてみると「受付」も「パン屋」もどこにでもごくごく普通に存在していますよね。
ですがそれらを掛け合わせてみようという発想をする人はほとんどいません。
受付とパン屋は別々に存在すると私達は当然のように思いがちです。
その既知と既知と掛け合わせて普通の人が「それ何?」と思うような意外性と興味を起こさせる発想術が小山さんのおっしゃるイノベーションを起こす発想術なのです。
イノベーションを起こす発想術は“既知×既知=化学反応”
この化学反応が広がりをもたらすと言います。
この公式があれば、私達も意外と簡単にイノベーション的発想ができるかもしれませんね!
小山さんはまた自分で楽しんでやることが結果的に様々なイノベーション的発想を生み出していると言います。
根底にあるのは、“楽しんでやること”
そしてその本人が楽しみながら掛け合わせた既知と既知が、結果的に他の人間をも楽しませる化学反応になっているのですね。
私達もまずは自分で楽しみながら既知のものを掛け合わせてみると新しいビジネス発想が生まれるかもしれません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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