テレビ好きが本を読むには?
本を読む事とテレビを観る事どちらが好きですか?
仮にテレビを観る方が本を読むより好きだったとしましょう。
時間があると、どうしてもテレビをつけてしまう気が付くと、何時間も過ぎている・・・
もしこんな状況から抜け出したいと思ったら何をしますか?
テレビ好きが本を読むには?
尊敬する人や権威のある人から「テレビを観るより、本を読む方があなたにとってかなり良いですよ」と言ってもらうと利くという人もいるかもしれませんがあまり効果は期待できませんよね。
そんな時は、ある原理を利用すると良いのです。
“頻度の少ない行動に対して頻度の高い行動を伴わせると頻度の少ない行動が起きやすくなる“という原理です。
これは「プレマックの原理」と言われています。
テレビをどうしても観てしまうのであれば30分テレビを観たら30分本を読むといったように普段頻度が高い行動に頻度の少ない行動を併せてみるのです。
併せる事でレバー押しの頻度が上がり、そのレバー押しをするために、ピストン引きを併せる事でピストン引きの頻度が上がりました。
高い頻度で行われている行動に併「プレマックの原理」を提唱したプレマック博士は次のようなサルを用いた実験結果を示しています。
日常的に、サルが、ドアの開閉を20回、レバー押しを10回、ピストン引きを2回行っていたとします。
その状況に、レバーを1回押さないとドアが開閉しないピストンを1回引かないと、レバー押しができない設定にしたところ、サルはどうしたでしょう?
サルのある行動頻度が上がったのです。
ドア開閉にレバー押しをせて低い頻度で行われていた行動の頻度が上がる事が証明されたのです。
低い行動の率を上げるには、低い頻度の行動の後に高い頻度で行っている行動を行うというのもまたポイントです。
「テレビを観る」→「本を読む」→「テレビを観る」このようにすると「プレマックの原理」により本を読む頻度が上がっていきます。この原理を利用して、苦手であまり行わない行動の頻度が上げられると良いですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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