打ち出の小づちで売上アップ!
中井隆栄経営塾で教えている「打ち出の小づち」と呼ばれている2つのアイデア開発用の質問リストがあります。
私が普段、クライアントに経営指導をする時に常に使っている売上アップ・ツールです。
クライアントのある会社は、このリストを実際に使用した結果設備投資もスタッフの増員もなしで、10億円単位の新たな継続的売上を上げたという驚異的なリストです。
世界No.1コーチのアンソニー・ロビンズが「質問の質が人生の質を決める」と、言っていますが、まさに、その通り!
ビジネスも質問の質で売上が変わります。
私はこの30年間で、複数のリアルビジネスを成功させていますが、その背景には、これまで、約2,500冊のビジネス書を読み、セミナーやコンサルに、約8,000万円の自己投資をしています。
そして、ビジネスを成功に導くための質問は世の中にたった「113ケ」しかないことをつきとめました!
私がその会社に行って実際に私が行ったのはそのリストの使用の説明だけでしたが会社に精通している経営者とスタッフがそれを基にアイデアを出し合い何百、何千というアイデアの中から選ばれたアイデアが、10億円以上の売上をもたらしたのです。
すばらしいリストだと思いませんか?
普通の人にとってはアイデアを考え出すことは至難の業だと思います。
その理由は、日本人が受けてきた教育がアイデアを生み出すより、知識を覚えることに重点が置かれてきたからなのです。
そのため、数十個のアイデアを思いつくだけでも大変だと思う人もいらっしゃるはず。
でも、このアイデア開発リストを使えば1人で何百というアイデアが作り出せます。
そして、たくさんの人が集まれば何千というアイデアが集まりその中に、売上を大きく伸ばす可能性を秘めたアイデアが隠されているはずなのです。
では、その打ち出の小づちのようなリストの1つについてお話します。
打ち出の小づちで売上アップ!
そのリストは、、、アレックス・F・オズボーンが考案した「SCAMPER(スキャンパー)」という7つの方向からアイデアを創出していく方法に実際に私がコンサルティング現場で気付いたことを追加し、修正し、アレンジして作ったもので「SCAMPER + (スキャンパー・プラス)」というアイデア開発用の質問リストです。
SCAMPERとは、次の英語の頭文字からきているものでそれぞれの単語にも質問を導くヒントが隠されています。
SCAMPER:
S: Susbtitute? (他のものと替えられないか?)
C: Combine? (結合できないか?)
A: Adapt? (応用できないか?)
M: Magnify? Modify? (拡大、修正できないか?)
P: Put to other uses? (他の使い道はないか?)
E: Eliminate? Analize? (削除、分解できないか?)
R: Rearrange? Reverse? (並べ替えや逆にできないか?)
すべての単語が表す切り口から質問を導き出し、そしてその答えを見つければ必ずアイデアが生まれるはずなのです。
試しに、レストランの「ステーキランチ」について考えてみましょう。
- 他のものと替えられないか?
→ 牛肉だけじゃなく、他の肉をつかってみたらどうか? - 結合できないか?
→ ステーキランチにサイドメニューを追加したらどうか?
- 応用できないか?
→ 会社員向けの定食ランチメニューから似たアイデアを借りられないか?
- 拡大、修正できないか?
→ もっとステーキソースの料理に時間をかけたらどうか?
- 他の使い道はないか?
→ テイクアウトなどの方法で売りだせないか?
- 削除、分解できないか?
→ もっと量と価格を低くしたらどうか?
- 並べ替えや逆にできないか?
→ メニューの一番最初に看板メニューとして持ってくるのはどうか
アイデアには、既にあるものに追加するか既にあるものから除く以外に方法はありませんのでこの「SCAMPER + (スキャンパー・プラス)」アイデア開発質問リストを使ってあなたの商品やサービスについて何かを追加したり、削除したりして具体的な質問の言葉に落とし込んでみましょう。
それに答えれば、悩み込まなくとも、何百というアイデアが出てくるはずです。
詳しくは、【中井隆栄経営塾】ライブコースで実際に使ってみてください。
それでは、午後も頑張っていきましょう!
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