○○だから□□の魔力
先日、数ヶ月前から予約をしていた眼科に行きました。
到着後、検査室で検査をしたのですがまたすぐに待合室に戻されその後いくら待ってもなかなか診察の順番がきません。
待合室を見渡すと、同じように診察を待つ人がざっと10人以上。
仕方ないと雑誌などを見て待っているのですがいくら待っても一向に呼ばれません。
しばらくして時計を見ると、予約した時間からすでに1時間以上過ぎています。
せっかく予約したのに・・・これでは予約する意味がないなあそう思いながら待っているとある男性がやっと診察を終えて会計する姿がありました。
会計担当の女性にハキハキ答える男性に気持ちよく答えるなあと感心していたらいきなりその男性がこう言ったのです。
「あのう、これから行かなければならない所があるので少し急いでいただけると助かるのですが」
そこで彼の声に聞き惚れていた私も“ああ急いでいたからあんなにハキハキと対応していたんだ”と変に納得。
会計担当の女性も、待合室の人の多さと目の前の男性のイライラにハッと気づき「はい。では今日は以上になります」たった数秒で会計を終わらせました。
○○だから□□の魔力
この、「○○だから、□□して欲しい」
「○○だから」という部分は本当に大切だなあと改めて思います。
その部分を聞かないと、人間は様々な受けとめ方をして何も理解できません。
現に私も、「ハキハキと素敵な声だなあ」と男性の声に感心し、男性が急いでいたことなど全く気づきませんでしたし会計の女性も同じであったはずです。
「○○だから」という理由に当たる一言が一瞬で人の行動を変えました。
このような「○○だから□□」といった構文を行動を否定しにくくさせる連結法と言います。
人は理由づけされると否定、批判できなくなるという性質があります。
ですからその○○に入る部分が何であれこの連結法を聞くと、周りの人は逆らうことなく行動するのですね。
「○○だから□□」という連結法、ぜひ使ってみましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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