相手がお茶を飲むまで待ちましょう
ニューヨーク大学のターニャ・チャートランド教授が行ったある実験があります。
グループを2つに分けペアを組ませます。
1つのグループには、ペアになった相手の姿勢を真似るように指示し、もう片方のグループには何も指示しませんでした。
15分後、ペアになった相手への好感度数を調べると、相手の真似を指示したグループの相手に対する好意は73%。
一方、何も指示を与えなかったグループの相手に対する好意は、65%でした。
これは、ミラーリングといって相手が取っている行動と自分の動作を合わせる方法により、相手に対する尊敬や好意の気持ちが伝わり無意識のうちに心を許しあえ、親密になれる方法です。
ミラーリングはビジネスでも有効
商談やセールスをしているとき相手と上手くコミュニケーションを取れない何か上手くいかないと感じることがあると思いますがそんな時、手っ取り早く相手の心を開かせる方法がこのミラーリングです。
相手のしぐさを真似して気持ちを同調させる方法とも言えます。
人間の脳には「シンパシイ(共感)・システム」があり、ミラー・ニューロンという脳神経細胞が相手のしぐさに反応して同調するために気持ちがつながるんですね。
目の前のお客様に対して次のことを試してみてください。
試してみよう
①お茶が出て来ても相手が飲むまで飲まない
②相手がお茶をすすったら間髪いれずに飲む
③相手が笑ったら、しっかり笑う
④相手がうなずいたら、相槌を打つ
⑤首をかしげたら、同じように首をかしげる
ミラーリングをすることで相手に対する尊敬や好意の気持ちが伝わり相手からも好意を持ってもらうことができます。
では午後からも頑張っていきましょう!
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