ヨーロッパでも職人は地道な下積み生活を経ている
スイス高級機械式時計メーカー 「FRANCK MULLER(フランク ミュラー)」をご存知ですか?
名前は知らなくても、この時計を見れば、ああどこかで見たことがある〜そう思うはずです。
フランク ミュラーの時計は文字盤の数字が不規則に並び色彩も非常に鮮やかで、どこかファンタジーの世界に入ったようなそんな印象を受けるデザインが多いですよね。
価格も高く、1個数百万円もする時計もあるほどです。
そんなフランクミューラーが去年の10月、京都で日本で3回目となるエキジビション「WPHH JAPON 2015 in KYOTO」を開催していました。
場所は日本画壇の巨匠である竹内栖鳳の私邸。西陣織や京都の着物作家、織物作家らとコラボレーションしてフランクミューラーの瞑想の世界と日本の伝統を融合させていましたよ。
ヨーロッパでも職人は地道な下積み生活を経ている
今や世界中で知らない人はいないフランクミューラーですが若い頃、天才時計師と呼ばれ、主席でスイスジュネーブの時計学校を卒業していながら職人ならではの地道な下積み生活を経験しているのです。
当時の様子をフランク ミュラーは、次のように話しています。
「時計学校を卒業して、時計師の工房に弟子入りしました。最初に、『何かを学ぼうと思ったら、しっかりと目を見開いて耳を澄まして聞くこと』を教わりました。そして、『何も教えてあげないからね』と。だから先ずは工房の床掃除から始めたんです。私にしてみればびっくりだったんです。時計学校を一番で卒業したのに見習いなんて。でも『それでもいいや』と受け入れました。なぜなら技術はこれで終わりということはない。いくらでもある技を謙虚に謙虚に学んでいかなければならないのですから」(出典:京都新聞)
ヨーロッパでも職人は地道な下積み生活を経ているのですね。
国や場所にかかわらず、職人にはそれが必要なのかもしれません。
フランク ミュラーは大の京都好きとして知られますが京都には職人の心を落ち着かせ、且つ刺激する何かがあるのでしょう。
それは日本や世界からはるばる京都にやってくる人達の心境と似たものがあるのかもしれません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
-
シフトしたいお客様に向けたメッセージ
中井 隆栄
-
パーフェクトカスタマーのペルソナ設定ポイント
中井 隆栄
-
とにかく始めて継続する
中井 隆栄
-
会社に愛着がある人が独立起業するには?
中井 隆栄
-
オーナーとスタッフの距離の縮め方
中井 隆栄