「コントラストの原理」を使ってみよう
人生において結婚式を挙げた経験がある人ならお分かりいただけると思う、あの感覚についてお話しします。
幸せの絶頂期!二人である会場をワクワクしながら選んだとします。
その会場費が200万円だったとしましょう。
会場費とは別に、衣装代が男女合わせて60万円。
お色直しすれば、女性だけでプラス30万円かかるとします。
そして次に式を盛り上げるためのオプションをたくさん提示されたとしましょう。
なかでも結婚式に必須のオプションと言えば、フラワーシャワーですね!
そのフラワーシャワーが3万円です、と言われたら……
え?!たったの3万円ですか???とってもお得じゃないですか!
ぜひお願いします!
安くて得した気分になりませんか?
それはそのはず、何百・何十万円という高額な価格を提示された後にたった数万円のサービスを提示されるのですからとても安くて得だと思い飛びついてしまうのです。
しかし日常に戻り、冷静になって考えてみるとカゴに入れた花びらをバラまくだけのこと。
もしかしたら原価はたったの3000円かもしれません。
日常で考えれば、3万円はとても高いはずなのです。
全てが高額の結婚式では、お金の感覚が麻痺してしまい数万円のものがとても安く感じてしまう、つまりこれはマーケティングではよく使われる「コントラストの原理」と呼ばれるものです。
「コントラストの原理」を使ってみよう
人は物事の判断をくだすとき、他と比較した上で相対的な判断をしています。
もしあなたが、街のフラワーショップにいて3,000円、5,000円の花束を前に、フラワーシャワーが3万円ですと言われたら高すぎると思いますよね?
でもそもそもの単価が高い結婚式場では、3万円のフラワーシャワーが一番安く見えてしまうのです。
普段から、どのような場面でコントラストの原理が使われているか観察してみると面白いですし、実際にご自分のセミナーでも使ってみると良いですよ。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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