予防行動の積み重ねが認知症を防ぐ?
人気アニメ 「ドラえもん」の声優をしていた大山のぶ代さんは今、アルツハイマー型認知症を患っています。
先日、のぶ代さんの夫、砂川啓介さんは、妻の介護日記として「娘になった妻、のぶ代へ」を出版されていました。
本のなかでは、のぶ代さんの症状について、アニメ「ドラえもん」が自宅のテレビで流れても、ほとんど反応がないことも書かれていて少々悲しみを覚えます。
しかし夫の砂川さんは、介護日記を執筆した理由をこのように語っていました。
「僕たち夫婦が二人きりで歩いてきた半世紀。その軌跡を残しておきたくて、筆を執った。たとえ彼女が僕のことを忘れてしまっても、夫婦で過ごした日々が永々に残るように」
自分の大切な家族や友人が、ある日認知症になってしまったら?
そんなことも考えてしまいますよね。
予防行動の積み重ねが認知症を防ぐ?
実際に罹らないと対策がとれない、実感できないことが多々ありますが今のうちからできることがあれば実行していきたいものです。
アルツハイマー型認知症は、脳の中に老廃物である「アミロイドβ(ベータ)」という物質が溜まることで脳が萎縮し起こる病気です。
そのため、原因物質となるアミロイドβを溜めないようにすることで、アルツハイマー型認知症を予防することが可能であると言われています。
そのアミロイドβは、40代頃から体内に溜まり始めます。
そのため40代になったらアミロイドβを体内にためないようにアミロイドβを分解するインスリン分解酵素の働きを低下させないことが大切なのだそうです。
インスリン分解酵素の働きを低下させない、アルツハイマー型認知症の主な予防法は次の3つです。
食事
インスリンを増やさないために炭水化物の大量摂取をおさえる
運動
ジョギングや体操など有酸素運動をして脳を活性化させる
昼寝
30分以内の短時間の昼寝をこころがける
これらの予防行動により、軽度の認知症状が出ていた人18人中16人が正常に回復したと言われています。
原因不明で治療が困難だと思われている認知症も、日々のちょっとした心がけが大きな差を生むのかもしれません。
先ずは簡単にできることから、将来の予防につながると良いですよね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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