睡眠中でも働き続ける感覚は?
五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)の中で、最も良く働くものは何だと思いますか?
どれも一様に働き、分かりにくいと思われる方もいると思いますが実は寝ている間も働き続ける感覚が一つあるのです。
それは五感の中で最初にできた感覚だといわれていますがではその感覚とは何でしょうか?
睡眠中でも働き続ける感覚は?
正解は……
嗅覚です。
人間の遺伝子、約22000個のうち、なんと1000個もの遺伝子がにおいを感受するために使われており他の感覚器に使われる遺伝子は、ほんの数個だといわれています。
昔から、食べ物を探しあてたり、危険から自分の身を守るために嗅覚が発達している必要があったのでしょう。
嗅覚は、一番初めに発達して、我々人間が寝ている間でさえも働き続けているのです。
自分が寝ている場面をイメージしてみると分かると思いますが視覚、聴覚、味覚などは、寝ている間、働いていませんよね?
そのため睡眠中は感覚が鈍り、眠りから覚めることがありません。
それは睡眠中は、視覚、聴覚、味覚などの情報が通る、視床という部位に感覚情報が通らず、大脳皮質に届かなくなっているためなのです。
しかし、においだけは別です。
嗅覚だけは視床と通らず、直接、大脳皮質に届けられます。
においの伝わる回路だけ、特殊な情報伝達経路になっているのですね。
寝ている間に火事があっても、煙のにおいで起きることができたりアロマのかおりで、気持ちよく眠れるのも他の感覚は休んでいても、嗅覚だけは働いているからです。
睡眠中は、できるだけ眠りを妨げることのない、キレイな空気にしたいものですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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