経営理念を3つに分けていますか?
会社の経営理念と経営戦略を、すぐに思い出すことができますか?
この2つはしばしば混同されますが、経営理念の中に経営戦略があり経営理念はいわば会社の活動方針の基礎となる考え方でミッション、ヴィジョン、バリューから構成されています。
経営理念を3つに分けていますか?
経営戦略は組織の中長期的な方針や計画を指すものです。
では、次の経営理念はどの会社のものだと思いますか?
ミッション: われわれの想像力を活かして、人々を幸せにする
ヴィジョン: 何百万という人々を幸せにし、健全なアメリカの価値観を讃え、育み、広める
バリュー: 想像力がなくならない限り、ディズニーランドが完成することはない
すでに答えが出てしまっていますが、正解は、ウォルト・ディズニーです(笑)
日本の企業の場合、この経営理念がミッション、ヴィジョン、バリューという3つの明確な分け方をしておらず一緒になっていることがほとんどです。
しかし、本来の経営戦略を構築していく上では、ミッション、ヴィジョン、バリューは別々に考えなくてはなりません。
これらを別々に認識しないと、戦略の方針が定まらず経営戦略をブレークダウンして考えることができないのです。
すべてを一緒にしてしまうと抽象的になり、社員や顧客は、会社独自の存続意義や目標が理解できなくなってしまいます。
細かく説明すると、ミッションは、会社が社会に果たすべき使命であり「何のためにその事業を行うのか?」という存続意義を自体に問いかけるものです。
ヴィジョンは、自社の目指す将来の具体的な姿を社員や顧客、社会に対して表明した「将来の到達目標」。
そしてバリューは、その会社のミッションとヴィジョンを達成するために絶対に守るべき、社内の統一的な価値観のことです。
社員一人ひとりの行動に落とし込めるよう、経営理念は3つに分けて理解することが大切なのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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