他人のちょっとした仕草を真似る理由
無意識のうちに、周りの人と同じ動きをしてしまっていたなんてことありませんか?
職場で一人がタイピングを始めると周りの人間がつられてタイピングを始めたり、電車で鼻をすすっている人がいると急に鼻をすすり始めてしまったり、、頭を掻いている人がいると、自分まで同じように頭に手がいってしまうことがあります。
他人のちょっとした仕草を真似る理由
無意識になぜ同じ動きをしてしまうのか不思議に思うものですよね。
実は、その原因は脳にあります。
私達の脳は、他人の動きを見ると、ちょっとした仕草でもあたかも自分がその動作をしているかのように脳の部位が動いてしまうのです。
脳の頭頂葉の右側に、ミラーニューロンと呼ばれる神経細胞があり他人の行動と自分自身の行動をつなぎ合わせているのです。
そのため他人の動きを見ると、モニターしているかのように自然と同じ動作をしてしまうのですね。
そしてこの延長にあるのが、感情面でも同調してしまう同情ニューロンです。
他人が悲しみや苦しみを感じていると辛いだろうなあと、同じような感情を抱いてしまうことがありますよね。
それは痛みの通り道と呼ばれる「視床」や「体性感覚野」など、特定の脳部位が反応してしまうからです。無意識に動いてしまう人間の脳ってスゴいですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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