組織体は、そのトップ(社長)1人で99%決まる
その昔、父親が起業した会社を、今は子供が引き継ぎ父親は会長職に、息子は社長職に就いているという会社は多くありますよね?
そして実際に意見が強いのは、会長の方であり会長の意思決定で会社がまわっているということが良くあります。
組織体は、そのトップ(社長)1人で99%決まる
このような場合に生じるのが、会長と社長の意見の食い違いです。
会長は、昔は良く売れていたと、商品を改良せずこのまま売っていきたいと思っています。
しかし、売上は伸び悩み、毎年芳しくありません。
息子である社長や税理士を含む周囲の人間が「もう少し改良してみては?」と言うもののその声には一切耳をかしません。
「あの頃はこれが売れたんだから、このままでいいんだ」これは実際に、ある会社であったの話です。
会長の意見が常に通ってしまい、会社が傾いていることに目を向けられないのです。
今や美味しいお菓子がどこにいてもネットで買える時代です。
売上はお客様の声として、正直に教えてくれているのですよね。
この会長もようやく第三者である経営コンサルタントを付けて商品を見直し、会社の立て直しを図ろうという気になったと聞きます。
「組織体は、そのトップ(社長)1人で99%決まる」これは私の師匠、船井幸雄先生の言葉です。
トップの人間的器より大きな器を持った人は、その組織にはいません。
トップより優秀な能力を持った人がいても、トップがそれを理解できなければ、組織として活かすことはできません。
そのような理由から、トップは常に学び、成長することが大切です。
ワンマンになりがちな会社のトップが経営コンサルタントを付ける必要があるのもこのような理由からなのですね。
数年後、この会社が変わる様子を見るのが楽しみです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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