脳は“黄金比”を好む
黄金比って、何のことかご存知ですか?
英語では、Golden Ratioと書きますが、線分を一点で分けるとき、長い部分と短い部分との比が、全体と長い部分との比に等しいような比率、1対1.618になることを黄金比と言うのです。
建築や絵画、彫刻など、様々なものに意図的に取り入れられており史上最も完璧なバランスの建造物と呼ばれるパルテノン神殿にもこの黄金比が用いられています。
そして面白いことに、人間の脳もこの黄金比を好むのだそうです。
脳は“黄金比”を好む
機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて人間の脳のスキャンした実験があります。
芸術に詳しくない被験者に対し、黄金比を使ってつくられた彫刻と、見た目は同じでも黄金比から外れるように作り変えられた彫刻を見せます。
すると、黄金比が用いられた彫刻を見た被験者の脳は見せられないときとは異なる脳の領域が活性化します。
その領域は情報伝達に関与しており客観的な美しさに反応するのです。
これにより人間の脳は黄金比で区切られたものにより反応すること、客観的に美しいと思われるものをより好んでいることが分かったのです。
脳そのものが、ある特定の比率が使われている形に反応するとは驚きですよね?
私達も、ウェブページや広告に、この黄金比を用いてみると閲覧者の脳に瞬時に響くものが作れるのかもしれません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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