記憶力を高めることができる
「記憶力を高めるにはどうすればよいのですか?」
「脳を鍛えるためにはどうすればよいですか?」
こういった質問を受けることありますよね。
努力して覚えるしかない、頑張らないと記憶は増えないそういった答えが返ってきそうですが、実は脳の本質的な部分を呼び起こすと記憶力を高めることができるのです。
記憶力を高めることができる
人はその昔、そもそも動物であり、長い進化を経て少しずつ現在の形へと変化しています。
その動物はというと、大自然の中で、常に生命の危機にさらされて生きてきました。
動物として、危機を効率よく回避したり敵に遭遇した時、獲物にありつけなかった時など記憶しておく能力が必要だったわけです。
現在、動物から進化した人の脳にも、こうした危機感を察する脳の性質が残されています。
そのため危機的な状況に遭遇すると注意力や記憶力が促進されるのです。
危機的な状況の一つに、「空腹」があります。
人は空腹になると、胃が空っぽの時に放出される消化管ホルモン、グレリンを放出します。
そのグレリンが海馬に届くと、シナプス(神経細胞を接合する部分)が30%も増えることがわかっており、また、グレリンを投与されたネズミは
迷路を解く能力が高まるといわれています。
つまり……
脳を危機的状況にさらすとグレリンが放出され記憶力を高めることができたり、脳を活発にすることができるのです。
グレリンを脳に届けるためにも普段から、満腹な状況を避けると良いということなのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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