子供の様な好奇心が記憶力を高める
「最近、歳を取って物覚えが悪くなった〜」
そう嘆いている人を良く見かけませんか?
“年齢を重ねると記憶力が衰える”このように思っている人が世の中にはたくさんいると思います。
しかしその理解は当たっているのでしょうか?
正解を申し上げますと……間違っています。
記憶力に年齢は関係ありません!
子供の様な好奇心が記憶力を高める
記憶力を司る「海馬」は年齢を重ねても衰えないからです。
歳を重ねた人の「海馬」も、若者と同じだけの能力を発揮することができます。
唯一、若者との違いをもたらしているのは脳波の一つである“シータ波”です。
人間は面白いと感じたり、好奇心や探索心を持つとシータ波が出るようになります。
このシータ波はとても重要で、シータ波がないと、脳の機能は著しく低下するのです。
ですから歳を取って物覚えが悪くなったと感じた時はシータ波が出ていないためだと考えられます。
「こんなことではしゃぐなんて、子供だよなあ」
「どうせやっても、結果はこの前と一緒でしょ?」
「そんなこと、やらなくてもわかるよ」
といった感じに、大人になると、子供の時のような興奮や喜びを抑えてしまう傾向があるのですね。
冷静になりすぎて子供の頃に覚えた新鮮な感情や好奇心が抑えられてしまうと、脳に必要なシータ波が出にくくなるのです。
「海馬」は正常に機能しているのにシータ波が出ないために、記憶力が衰えてしまうのですね。
ですから、「最近、歳をとったせいか物覚えが悪くなったなあ〜」と思う人は、年齢を嘆くのではなく、「最近、感動や好奇心、探究心を見失っていないか?」と振り返ってみると良いですよ。
大人になり、いくら年齢を重ねても子供のような好奇心旺盛なマインドは大切にするべきなのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
知識だけでは成功できない
中井 隆栄
当たり前・マンネリ感が脳をダメにする?
中井 隆栄
寝る前の5分間で明日の仕事を終わらせる
中井 隆栄
段取りよく仕事できていますか?
中井 隆栄
染みついたクセを変えるには?
中井 隆栄