新しい記憶を追加すると・・・
せっかく覚えたのに、忘れてしまった・・・
こんなことは人間であれば日常茶飯事ですよね?
学生時代、テストのために一生懸命覚えたのに覚えたはずの記憶がどうしても出てこなかった
という苦い経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
何が記憶の妨げになっているのか覚えたことを忘れてしまうのかその理由を少しでも知っていると今後の人生においても役立ちますよね。
では、何をすると記憶が消えてしまうのか忘れる状態を最も早めてしまうのかをお話ししましょう。
新しい記憶を追加すると・・・
記憶に影響を与えるのは、「新しい記憶を追加するとき」です。
つまり知識を詰め込みすぎるときなんですね。
例えば10個の単語を覚えて、1時間後、更に10個の単語を覚えてみるとします。
更に3時間後、最初に覚えた単語10個を思い出そうとすると思い出せるのは、たった1個か2個のはずです。
実は既に覚えていた記憶を忘れるだけでなく新しく覚えた単語も覚えにくくなることがわかっています。
脳に必要以上に記憶を詰め込むと覚えが悪くなるのです。
このように記憶が他の記憶に影響を与えてしまうことを「記憶の干渉」といいます。
記憶というのは、互いに関連し合い、互いを結びつけ合いながら存在しているため無理矢理いろいろな記憶を詰め込もうとすると記憶の干渉が起こってしまうのです。
明日のテストのためにと、学生が徹夜で100個の単語を覚えても30個を確実に覚えた方が良い点がとれるのも、そんな理由からです。
何かを覚えるときには、覚えられる範囲のものをストレスなく覚える、これがポイントですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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