寝ていても仕事をする脳と身体
人は寝ることで、日々の生活の疲れをとることができます。
しかし、寝坊、昼寝、仮眠など・・・睡眠をあまり多くとると、なんとなく怠けているように思われてしまうのも事実です。
人の身体は、寝ている間も様々な形で働き続けており脳や体内では寝ている間にしかできないことがあるということが理解できれば、睡眠に対する考え方も変わってくるかもしれませんね。
そこで今日は、人間の身体や脳が寝ている間に(だけ)行っていることをお伝えいたしましょう。
寝ていても仕事をする脳と身体
人は寝ている間に大きく分けて5つのことをしています。
1. 身体の疲労回復、細胞の新陳代謝
寝ている間に古い細胞が新しい細胞に入れ替わっています。
美容のためには寝ることというのは新しい細胞をつくるためなのですね。
2. 脳のオーバーヒートを防ぐ
人間は恒温動物であり、自ら体温を変えることができません。
脳は非常に大きなエネルギーを使うので熱を持ちやすく睡眠中に温度を下げ、機能を保つようにしているのです。
3. 免疫力の強化
起きている間に体内に入ってきた菌をやっつけています。
4. 体内時計による生理周期のリセット
1日は24時間ですが、人間の体内時計は25時間周期です。
この周期は朝起きた時にリセットされています。
5. 記憶の整理保存・学習の定着
脳の「海馬」と呼ばれる部位で、1日に経験したことが整理され、
要る記憶と要らない記憶に分けられています。
海馬はこの記憶の整理を、寝ている間に約6時間かけて行うのです。
睡眠が足りないと1日の記憶が整理されず記憶がとんでしまいます。
いかがでしょうか?
睡眠中にも関わらず、実に様々なことが行われていますよね?
脳や体内で行われていることは私達の目では確認できません。
しかし睡眠がこれらの働きを促進していると思うともっと睡眠をとろう、これまで異常に睡眠を大切にしようという気になりませんか?
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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