「覚えている時」と「覚えていない時」の違い
記憶とは何だと思いますか?
「記憶力を強くする(池谷裕二著)」にはこう書かれています。
記憶とは、神経回路のダイナミクスをアルゴリズムとして、シナプスの重みの空間に外界の時空間情報を写し取ることによって内部表現が獲得されることである
……。何のことか、理解するのがちょっと難しいですよね。
分かりやすく言うと、記憶の正体は“新たな神経回路の形成である”ということです。
「覚えている時」と「覚えていない時」の違い
記憶を司る人間の脳の神経細胞(ニューロン)は1000億以上もあり、それぞれケーブルのように別のニューロンと繋がっています。
個々のパソコンから繋がるインターネットのようなものでそのネットワークが神経回路と呼ばれているのです。
記憶は神経回路にたくわえられています。
何か物事を「覚えている時」と「覚えていない時」の違いは神経回路の繋がり具合やパターンが違うからなのです。
パソコンで2つの異なる事柄を検索すると違う検索結果が出るように、覚えている記憶と、覚えていない記憶とでは記憶にたどり着くまでの神経回路の検索方法が異なるのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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