世間とは反対する存在なり
大成功したビジネスというのは、最初からみんなに認められ受け入れられ応援されたというものは少ないものです。
オリンパスの元社長である菊川剛氏が一眼レフカメラの製造・販売を主張した時も高級一眼レスカメラに誇りを持っていた開発部の社員達は
徹底的に否定したといいます。
またソニーの創業者一人である盛田昭夫氏がウォークマンの開発を始めた時も同じように社員の大反対に遭ったといいます。
しかし、これは脳の仕組みを知っていれば容易に理解できるごくごく自然な脳の反応なのですよね。
世間とは反対する存在なり
人間の脳は、大きな変化を急に受け入れることができない安定を好む「安定化指向」と、力を加えても元に戻らない「可塑性(かそせい)」
という特徴を持っています。
粘土を指で押したときに小さい凹みができますがその凹みは弾性のゴムのように戻ることはなくそのままの形で維持されます。
それが可塑性の力です。
これら2つの脳の特徴により、これまで経験したことのない新しいことや急激な変化に社員の脳が適応できなかったと考えられるのです。
ですから新しいアイデアに対して周囲の人間が反対することは人間の脳の性質上、自然なこと。
「そんなこと言われても出来るのだろうか・・・」
「そんなものは売れないだろう」
「そんなこと実現するのは無理だろう」
そう言われて、諦めてしまわなかったのが成功した人達です。
世の中を変えることができる折角のアイデアが世に現れる機会を消えてしまわぬよう人間の脳の特徴を理解しておくことも必要ですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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