異性と話すのが苦手な方は・・・
今回は、私がレストランを経営していた時に実際に起こった「潜在意識」にまつわるお話をします。
お店に来ていた、常連さんで、人柄の良い50歳前後の男性サラリーマン客が女性の学生アルバイト従業員に対して、なんだかんだとクレームをつけ始めたのです。
それも、傍からみるとなんでもない理由ばかり。
「飲食店なのに、派手なピアスをしている」
「返事に覇気がない」
「笑顔がない」・・・・
理屈に合っておらず、なぜそこまで怒る必要があるのだろうかと理解できないことが何回も起こりました。
そんなことが続き、よくよく男性の話を聞いてみると、実はとんでもないところに原因があることが分かったのです。
それは・・・
その男性の怒りの原因は、男性の高校3年生の娘さんにあったのです。
意味がよくわからないかもしれないので説明すると男性は自分の娘さんと折り合いが悪く娘さんに対する不満や怒りが溜まっていてたまたま店で働いていたアルバイトの女子学生と娘さんを、潜在意識レベルで重ね合わせてしまったのです。
娘さんが男性の言う事を聞かなかったためにその年頃の女子学生はみな自分の言う事を聞かないという勝手な思い込みが、怒りとなって学生アルバイトに向けられたのでした。
罪もない目の前のアルバイト学生を理不尽な理由で怒る・・・そう考えると、潜在意識ってとても怖しいものですよね。
でも、このような状況は私達の生活で頻繁に起きていることなのです。
異性と話すのが苦手な方は・・・
例えば、こんな人達を見かけませんか?
男性と話すのが得意であるけれど女性と話すのが苦手な人。
女性と話すのが得意であるけれど男性と話すのが苦手な人。
自分より年上の人と話すのが苦手な人。
自分より年下と話すのが得意な人。
その人たちの背後には必ずと言っていいほど育った家庭環境や家族構成、幼い頃の人間関係、生活環境が存在しています。
幼い頃、親が厳しかったり、親と確執がある人は年配の人間と話せないどころかかなり距離を置いて座ったりします。
逆に年配の女性と話すのが得意な若い男性は大抵、母親との仲が非常に良く小さい頃から親戚や近所のおばさんから可愛がられてきたという経緯があることが多いのです。
個々の対象人物が全く違っていても潜在意識が同じ分類に属すると認識してしまうと類似しているという理由だけで、全てを重ねてみてしまうのです。
そこで勘違いしてはならないのは過去に自分が接した人物の問題が目の前にいる人物にも同じように存在すると思ってはいけないということ。
潜在意識に深くに刷り込まれた情報は目の前の人物に対し無意識に反映され全く違う人間にたいしても同じような反応を示します。
目の前の人は、全く違う個人でありその人に問題があるわけではないのです。
冒頭にお話しした、私が経験の場合急遽、男性を担当していた女子学生アルバイトを男性アルバイトに入れ変えることで状況は急変しました。
例え、男性アルバイト学生が同じようなことをしても男性の潜在意識にその情報がないため全く気にならなかったのです。
男性はイライラすることなく穏やかに食事をして帰ったのでした。
もし・・・あなたにも苦手なタイプ、苦手な異性があれば目の前の相手に原因を探すのではなく自分の過去や家族・人間関係に存在した同タイプの人間に目を向けてみましょう。
問題はあなたの潜在意識の中に存在する可能性が大です。
では午後からも頑張っていきましょう!
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