やる気と行動の関係は逆だった?
「難しいからやろうとしないのではない。やろうとしないから、難しくなるのだ。」
紀元前1~紀元後65頃に活躍した古代ローマ帝国の政治家、哲学者、詩人のセネカの言葉です。
紀元前や紀元後などと聞いてもはるか昔のことで想像がつきませんが彼が放ったこの言葉、2014年となった今でも何も変わっていないのですよね。
その理由をお話いたしましょう。
人間の脳には、「側座核(そくざかく)」という部分があります。
前脳の真ん中あたりに、左右一つずつある指の先ほどの小さな器官です。
この側坐核はある刺激を受けると脳内成分ドーパミンを分泌します
このドーパミンですが、実はある秘密を持っています。
この分泌物、実は「やる気」成分なのです。
人は、やる気が出ないからとやる気が起きるまでボーっと座っている事がありますがいくら待っていても永遠にやる気が起きることはありません。
何故なら、「やる気」成分ドーパミンは座っていても分泌されないからです。
では、どうすれば分泌されるのか。
それは、刺激をすることです。
やる気と行動の関係は逆だった?
「側坐核(そくざかく)」は脳の奥深くにあり自分の手で触って刺激して、ドーパミンを分泌させるわけにはいきません。
唯一、刺激を与えることができるのが動くこと、つまり行動することなのです。
行動すると、「側坐核(そくざかく)」が刺激されドーパミンが噴出します。
従って、やる気を出すにはまず動くこと、行動してしまうことにあります。
やる気と行動の関係は逆だった
ということなのですね。
やる気がでるから、行動するのはなく行動するから、やる気がでるのです。
心理学では、この作用のことを「作業興奮」と呼びます。
古代ローマでセネカが言っていたやろうとしない(行動しない)から難しくなるということと一緒だと思いませんか?
その日の気分によってやる気がでないことは度々あります。
そんな時は、まず行動してみることから始めてみましょう。
じわじわと、ドーパミン分泌されてきますよ!
それでは、今日も、充実した1日をお過ごしください!
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