ひらめきは寝て待て!
「直感でそう思ったから・・・」人は“直感”という言葉を良く使いますが直感とはなんでしょうか?
直感は、「自分でも理由が良く分からないけれどなんとなくこう思う」という漠然とした感覚のことですよね。
曖昧な感覚なのに当たっていることが多いのが直感の面白さでもあります。
では“ひらめき”はどうでしょう?
ひらめきは直感と異なり、理屈や論理に基づく判断です。
働く脳の部位も異なり、ひらめきが起こるのは大脳皮質、直感を担うのは基底核となります。
クイズや試験問題の答えが分かるのは直感ではなく、ひらめき!です。
ひらめきは寝て待て!
さて、そのひらめきに関してこんな研究結果があります。
解答者を3つのグループに分け数列の穴埋め問題を8時間考えてもらい正解率を比較するというものです。
3つのグループのうち正解率が最も高かったのは次のうちどのグループでしょうか?
グループ1: 午前中に問題を見る→昼間考える→8時間後の夕方に解答する
グループ2: 夜寝る前に問題を見る→8時間の睡眠をとる→翌朝起床後すぐに解答するグループ
グループ3: 夜問題を見る→一睡もせずに徹夜で考える→8時間後に解答するグループ
脳の仕組みを知っているあなたなら、もうお分かりですよね?
正解は、睡眠を挟んだグループ2でその正解率は60%です。
一方、グループ1と3の正解率は約20%でした。
「ひらめきは寝て待て」この言葉は当たっているのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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