頭の良し悪しは“遺伝”なの?
「頭の良し悪しは親からの遺伝によるものだ」
それを聞くと、自分の問題じゃなかったんだと嬉しくなることもあるでしょう。
親を思い浮かべて、納得することもあるのではないでしょうか。
能力が親から遺伝するというのは半分当たっていますが半分違うともいえます。
生まれた瞬間は、遺伝子で決まっていますがその後は「どれだけ可塑性(かそせい)を持っているか」により変化していくからです。
頭の良し悪しは“遺伝”なの?
生まれてからの環境において欠かせない親の存在はある意味、圧倒的な影響力があり遺伝と同じ力があるとも考えられますよね。
頭の良し悪しは、遺伝の他に「どれだけ環境に順応していけるか」「遺伝子で決定されたデフォルト状態からどれほど乖離できるか」によって決まってくるというわけです。
生物も長い進化の過程で可塑性の高い動物が生き残り可塑性の低いものが排除されています。
可塑性の高いものほど淘汰にうち勝って生き残ります。
能力の差、頭の良し悪しは、どれだけ可塑性を利用し、学習や訓練をしてきたかを表しているのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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