原因は1つだけではない

経営コンサルタントとして、これまでに何百人、何千人から相談を受けてきましたが、長年の経験から、幾つかのパターンがあることが分かりました。
そして、ビジネスがうまくいかない原因は1つであると多くの方は考えがちなのですが実は、平均的に2つから3つの問題を抱えているということも分かっています。

例えば、

「売上が上がらない」
「集客ができない」
「社員の教育がうまくいかない」

といった問題を引き起こしている原因は1つであると思いがちですが実際は、幾つもの事柄が絡み合って引き起こされていることが多いのです。

つまり、

原因はそれとは別の様々な事実や出来事によって構成されている

なんだか当たり前のように聞こえるかもしれませんがこの当たり前の事が、見落とされたり無視されたりしがちです。

原因は1つだけではない

そして、ある特定の事実が成立するとき既にある事実の上に、新しい事実が成立したりまたそのようにして成立した新しい事実が別の新しい事実の部分となって影響を及ぼしたり、あらゆる事実が含まれてできた新しい事実に、既に諸事実が含まれておりそれが別の新しい事実にも影響を及ぼす事もあります。

つまり、一つ一つの事実は絡み合っているのです。

そのため、ある問題に対する原因を探すためには様々な観点から問題を解決しようとする姿勢が求められます。
身近な例で説明するとテレビを見る時、リモコンでチャンネルを変えるとか電源をオンにするといった事実が成り立つためにはその裏で、電流が回線に流れているとか信号が流れているという多くの事実が成立しているためそれらの背景を見ていく必要があるということです。

人生においても、ビジネスにおいても問題が直ぐに解決できないのはその原因が１つではないから、という可能性があるのです。
一度、そういう観点で、チェックしてみてくださいね。

では午後からも頑張っていきましょう！