ディズニーのビジネスモデルは?
エイドリアン・J・スライウォツキー著の『ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるか』によれば私の大好きなディズニーのビジネスモデルは「利益増殖モデル」に当たります。
これは、1つのアイデア、コンテンツから多角展開するモデルです。
ディズニーのビジネスモデルは?
ディズニーは、もともと映画会社で映画のキャラクターを使っていろいろなことをしています。
つまりディズニーは、ヒットした映画を多角展開しているというモデルなのです。
東京ディズニーランドや東京ディズニーシーは遊園地です。
そこに、ミラコスタやアンバサダーなどのホテルが隣接されホテルの中ではレストランが運営されています。
ディズニーワールド内では、演劇が上演されディズニーのイベントやパレードがあります。
映画音楽はCDとして売り出され、ラジオやテレビで流れれば、著作権料や印税が入ってきます。
ディズニーの映画がDVDになれば販売やレンタル料で収益を上げることができますしテレビで放映されたら放映権が入ってきます。
ディズニーランドやシーでは、身につけられるキャラクターグッズやお土産が飛ぶように売れています。
一つの映画がヒットすることにより遊園地の事業、ホテル事業、レストラン事業、イベント事業、演劇の事業、音楽の事業、DVDや放映権の事業、キャラクターグッズ事業に、8倍に展開されているのです。
そしてこのモデルのすごいところはどの事業からでも入ることができる点です。
映画を観にいって面白いからDVDやキャラクターグッズを買う人もいればディズニーランドに行って楽しかったからと映画を観に行く人もいます。
一つのコンテンツが8方向に展開されているのでどこから入っても多角展開ができ顧客は一つの事業に収まらず、他の事業にまで魅せられてしまうのです。
多角展開に加え、親から子、子から孫へ世襲され世代を超えて誰もが楽しめるのも、利益増殖モデルであるディズニーのすごさですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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