人は些細なことで幸せになれる
1999年、米国で靴のオンライン小売店としてスタートしたZappos.com(ザッポス・ドットコム)が10億ドル規模の企業になった要因の一つに無料のアップグレード配送があります。
当時、靴販売の多くの競合他社が配送に3日以上の時間をかけていました。
ザッポスは、配送時間を短縮し2日ないし翌日配送したのです。
早く届く無料のアップグレードサービスに多くの顧客は驚き、喜びました。
人は些細なことで幸せになれる
顧客を幸せにするために大げさなことは必要ありません。
心理学者ノバート・シュワルツ氏は、「金額が問題なのではありません。
自分の身に何か前向きな出来事が
あったことが大切なのです」といいます。
彼の研究によれば、コピー機のそばに10セント硬貨を見つけた被験者と、硬貨を見つけなかった被験者とでは、硬貨を見つけた被験者の方が、人生に対する満足感がはるかに高かったそうです。
また、あるスーパーで、テレビの満足度を尋ねる調査を行なったところ、
数分前にサプライズで無料の試食サンプルをもらった人たちはサンプルをもらわなかった人たちに比べテレビに対する満足度が高かったそうです。
試食サンプルと、テレビの間には何も関連がありません。
にもかかわらず、数分前にもらった試食サンプルが被験者に前向きで幸せな気分にさせたのです。
無料のアップグレード配送、10セントの硬貨、試食サンプル。。。
ほんの小さなことでも前向きな出来事であれば人は幸せな気分になるのですね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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