原因・理由がスムースな行動につながる

社員が経験することの一つに理由や意図が分からずに仕事を依頼されるケースがあります。
例えば、こんな感じです。
「明日の朝までに、A社の見積書を作っておいて」
仕事を受けた人は、なぜ明日の朝までなのだろうか？という疑問を持つはずです。
では、このように言われたらどうでしょう？
「さっきA社の社長から連絡があり、明日の11時に先方に行くことになった。
見積書があると話が早いから明日の朝までに書類を作っておいて」
後者の方が見積書をスムースに作成することができますよね？

原因・理由がスムースな行動につながる

脳は疑問を感じると行動を制限してしまうため相手に何か依頼するときは原因、理由を先に述べると相手の行動を助けることができるのです。
前例では、見積書が朝まで必要な理由が分からずに取りかかった方の脳内では、さまざまな思考に邪魔されてしまいます。

しかし後例では、きちんと理由を理解した上で見積書の作成に取り組むことができるのです。
別の例で言うと、「資料を見ていただけますか？」と言われるよりも、「コスト削減に役立つはずなので資料を見ていただけますか？」と言われる方が、じゃあ見ようという気になりますよね。

原因、理由を先に述べ、かつその原因、理由が相手のメリットになるものであれ行動をスムースに進めることができるのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです！