当たらないのに宝くじを買ってしまう理由
「このままでは命が持ちません。緊急に手術をすれば長生きできますが成功率は30%です」と言われたらあなたはどうしますか?
手術を受けても失敗すれば即死、でも3割の確率で成功すれば命が助かり長生きもできる。。
おそらく、多くの人が30%成功率に懸けてみるのではないでしょうか?
当たらないのに宝くじを買ってしまう理由
人間は本能的にリスクを好む傾向があります。
AとBの選択肢がありAを選ぶと必ず50円がもらえBを選ぶと50%の確率で200円、50%の確率で0円になるというゲームをすると多くの人はBを選びます。
しかし高額になると話は変わり、Aを選ぶと50億円、Bを選ぶと50%の確率で200億円か0円となるとAを選ぶ人が増えます。
これは「不確実性下にある個人は、期待効用最大化公準に基づいてこの期待効用を極大化するように行動すると仮定する」という経済学の
期待効用仮説によるものです。
私たちが宝くじに魅せられるのも報酬とリスクのトリックですよね?
数学的な期待値からいえば、当たる確率はほぼゼロです。
でもリスクの効用が、宝くじを買う行動へと私たちを駆り立てているのかもしれません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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