無料のものを有料化して値上げを図る
友人で経営コンサルタントの村松達夫先生の書籍「金のたまごを生む がちょうの増やし方」には売上をアップする「売上48分割法」が記されています。
この方法はアイデアの細分化ができ、実践的でとても役に立つものです。
私も、この「売上48分割法」を使って成果を挙げたことがありますのでその一例をご紹介します。
無料のものを有料化して値上げを図る
客単価を上げる値上げの中に「有料化」というものがあります。
無料で配っていた商品、サービスに値段を付けるのです。
今まで0円だったものにいきなり値段がつくのですから非常に有効なノウハウですよね。
私が不動産管理会社で具体的にとった方法は無料のリフォーム見積りを有料化する方法でした。
それまで無料だった見積りを敢えて1回5万円としたのです。
見積りには、見積書だけでなく改装後のイメージが分かるように写真などをつけてプレゼンキットにしました。
すると、いくつかの効果が見られたのです。
まず、本気度の高い人からの依頼が増え成約率がアップしました。
また成約に至らなくても豪華なプレゼンキットを渡しておくことで3ヶ月後や6ヶ月後に依頼されるケースが増えました。
捨てるには惜しいプレゼンキットが毎日、お客様の視界に入ることで無意識のうちに、リフォーム後の楽しいイメージが膨らむ効果を狙ったのです。
仮に成約に至れば、施工費用から5万円を差し引く仕組みでもあったため損することもありません。
「値上げ」と聞くと、心理的な抵抗もありますが基本的には非常に効率の良いやり方です。
無料のものを有料化し、価値を加えて結果としてさらに良い商品、良いサービスが提供できれば無料を有料化にする方法も考慮すると良いのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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