高級品は難解な書体でアピールする
高級料理店では、複雑な書体でメニューを印字するとより高級感が出るそうです。
ミシガン大学のヒュンジン・ソン氏とイルベルト・シュワルツ氏はレストランの高級メニューは読みにくい書体で説明した方がお客に好印象を与えるとしています。
高級品は難解な書体でアピールする
ある料理について被験者にシンプルな書体で書いた説明と読みにくい書体で書かれた説明の何かを見せました。
すると、難解な書体で読んだ被験者はシンプルな書体で読んだ被験者よりも高い技術を必要とする料理だと答えたのです。
読みにくい書体から大変な思いで作ったという印象が伝わってくるのでしょう。
大学の研究論文なども難解な言葉や文章で書かれているとより難易度が高い研究をしているような印象を与えます。
難しい言葉を使って説明すると読み手の理解が遅くなるため多大な手間と技術を要する研究だと捉えてしまうのです。
この考えはマーケティングにも応用が利きます。
商品やサービスの説明を複雑な書体や、難解な文章ですると高い技術を要した商品・サービスに見せることができます。
ただ注意すべきは、難解しすぎないことという点です。
「自分のレベルでは使えない、使いにくい」という印象も持たれ、途中で投げ出されるキケンがあります。
知的さをアピールするために高度で難解な書体で書くことは必要ですが多用すると逆効果になるというお話でした。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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