依存症は意志の強さと無関係だった
依存症は意志の強さと無関係だった
依存症といえば、アルコール依存症の話をよく耳にしますよね。
アルコール依存症になった人は一度アルコールが入ると強制的に止められない限り意識を失うまで飲み続けます。
「そこまで飲むなんて意志が弱すぎる」そう思うかもしれませんが実は依存症は意志とは全く関係ないところで引き起こされているのです。
「もう飲むのをやめよう」と思える人は前頭葉で考えた理性が視床下部から扁桃体などの大脳辺縁系とつながりやめる意志決定を出しています。
しかし、依存症の人の脳では大脳辺縁系が正常に機能しないので意志決定を放棄してしまうのです。
またアルコール依存症の人の人格が変わったり脳がダメージを受けたりすることがありますが、その原因は、摂取するアルコールの成分ではありません。
脳内で生成されるノルアドレナリン等のホルモンが、過剰に働くために脳のダメージが引き起こされ人格までもが破壊されていくのです。
買い物依存、薬物依存、摂食障害などのあらゆる依存症のメカニズムは基本的に同じです。
依存症は意志が患うのではなく正常に機能しない脳の大脳辺縁系が意志決定を放棄することが原因なのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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