「催眠」と「暗示」の違い・・
催眠術ショーを見たことがありますか?
「手が棒のように固くなり、どうしても曲げられなくなる」などあたかも「心を操られている」かのように映ることでしょう。
これは簡単に言うと「催眠」という意識の状態になって、催眠術師の「暗示」を受け入れている状態なのです。
「催眠」と「暗示」の違い・・
しかし暗示をかけても、相手を意のままに支配できるというわけではありません。
「なんだか、うまくいかないな」と思っているコミュニケーションを改善するには、暗示が大きな効果を発揮します。
では、催眠にかかった状態とはどのような状態をいうのでしょうか・・催眠にかかった状態のことを「変性意識」と言います。
意識が異常になっている状態、つまり理性が著しく弱まっている状態のことです。
催眠には大きく分けて2つの意味があります。
- 狭い意味の「催眠」
いわゆる「催眠術にかかる」こと。 - 広い意味の「催眠」
意識の状態とは関係なく、何かを思い込んでいる状態、あるいは信じ込んでいる状態のこと。
最近では、催眠と暗示という言葉がごっちゃに使われています。
本当の意味でいうと、催眠をかけるというのは催眠状態にすることであり、暗示をかける前段階をいうのです。
判断力を極端に低下させる、現実を吟味させない、現実妥当性を考えなくさせること、これが催眠です。
逆に暗示とは、暗にほのめかすことで、自分では言わずに相手に考えさせることと言えるでしょう。
これは命令ではなく、高度な提案技術なのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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