利き手が脳に与える影響
ある科学者の調査によれば、2歳から4歳までの幼児の4割弱が右利きで、左利きは4割強と右利きよりも少し多く、残りの約2割が左右利きでした。
2年後に同じ子供達を調べてみると、今度は右利きが7割以上に増えていて、左利きは2割弱、左右利きはごく少数と、利き手が変わっていました。
子供はスプーンをいつも右手に持たされているうちに、右手で持つ習慣が身につき、右利きとなっていくのです。
利き手が脳に与える影響
細かな動作にずっと右手を使っていると、左脳にある運動野が発達して、ますます右手を自在に動かせるようになり右利きとなっていくわけです。
日本人の95%は右利きと言われています。
右利きと左利きの人の脳で、顕著な違いが見られるのは言語野のある場所です。
右利きでは、98%の人が左脳の言語野に言語機能があります。
ところが左利きの場合には、左脳に言語機能を持つ人は70%しかいません。
左利きの人のうち、15%は右脳に言語機能を持っているのです。
残りの15%の人は左脳と右脳の両方に言語機能を持っています。
左手をコントロールする右脳が高度に発達し、本来は左側で発達すべき言語野が右脳の方へ移ってきた、あるいは左右両方の脳に言語野を持ったということが考えられます。
つまり利き手は脳に大きな影響を与えているということになります。
起用に手を使うことはそれだけ脳の発達を促すわけですから、利き手に限らず細かな手仕事をすることは脳にいいようです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
ブログの読者になる
メールで受け取ることができます。
関連記事
- PREV
- リピートと口コミで広がるビジネス
- NEXT
- 好きは安心、嫌いは不安を生む