良い勉強?悪い勉強?
忘れるスピードは、人によって違ったり、意識によって変わることはありません。
忘れるのが早まる効果が最もはっきり現れるのは、新しい記憶を追加することです。
要するに知識を無理に詰め込むということです。
必要以上に記憶を詰め込むと、覚えが悪くなってしまいます。
一度に覚えられる量には限度があるということですね。
良い勉強?悪い勉強?
記憶が他の記憶に影響を与えてしまう相互作用のことを「記憶の干渉」と呼びます。
一つの記憶は、お互いに関与せず完全に独立しているのではありません。
むしろお互いに関連しあい、影響し合っています。
ある時はお互いを排除したり、またある時は、お互いを結びつけ合ったりしているのです。
いずれにしても、間違った覚え方、例えば、不用意に大量の知識の詰め込みを行うと、記憶が曖昧になったり、ときには記憶が混乱したり、ふとした勘違いを起こしたりします。
一日のうちに、新しい知識をあまりにもたくさん詰め込むのは避けましょう。
できれば、勉強は予習よりも復習に主眼を置くべきです。
とにかく、覚えられる範囲をストレスなく覚える。
これが記憶の性質に適った学習方法なのです。
勉強には脳の性質に沿った良い方法と、脳の性質に逆らった悪い方法があります。
「こんなに頑張っているのに、なんで成績が上がらないんだろう」と感じている人は、特に要注意です。
そういう人は、脳神経科学の原理を正しく応用して、少ない勉強量でも最高の効果があげられるような勉強法に変えていきましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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