脳波の種類と脳の働き
筋肉や神経線維と同じく脳細胞が働くときにも電位変動が起こります。
これが脳波です。脳波は一秒間の振幅サイクルにより、5つの種類に分かれています。
脳波の種類と脳の働き
γ(ガンマ)派・・興奮、イライラ状態
β(ベータ)派・・緊張、ストレス状態
α(アルファ)派・・リラックス、集中状態
Θ(シータ)派・・瞑想、入浴中、寝付きのウトウト状態
δ(デルタ)派・・熟睡状態
大人が日常的な活動をしているときは体が緊張しているので、脳波はβ派が多く出ています。
β派は、多く出ていると右脳は活性化できず、右脳に蓄積されたデータは活用できません。
反対に人間はリラックスしたり、楽しいことを考えたり、物事に集中したりすると、α派が出ます。
人間は脳波がα波になっているときには右脳に蓄積された記憶や情報が活用できるので、普段のβ派の時には考えられない能力が発揮できます。
α波は仕事をするのにもスポーツをするのにも最高の状態を作りますし、プラス発想などのポジティブな思考を作ります。
α派が多く出ているときには体がリラックスしているので、疲れにくくなります。
睡眠に入る前や寝起き、入浴中にウトウトしているときやシャワーを浴びているときなどはΘ派が出ていて、右脳全体に蓄積された記憶や情報がお互いをつながり合ってアイデアがひらめいたり、探していた答えが見つかったりします。
最後のδ派は熟睡状態(「ノンレム睡眠」と呼ばれる、脳の完全な休息状態。一晩に4回、約90分に一回の割合で5分程度続きます。)
適度な休息をとることや、リフレッシュ・タイム、腹式呼吸、瞑想なども脳波をα波にするのに有効です。
日常生活や仕事においても、プラス発想やポジティブ思考で、意識してα派を出すことを心がけましょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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