相手に「イエス」と3回言わせて心を開く
初めて会うお客様にまずすべきなのは、相手の心を開いてもらうことです。
そのためには、まずこのような質問をしてみましょう。
「今日はいい天気ですね」「でも、ちょっと蒸しますよね」「ここはほんとに眺めがいいビルですね」
相手が「そうですね」と答えるしかないような質問にしてください。
ただし、必ず3つは必要です。なぜなら、人間は3回続けて「イエス」と答えると心を開くからです。
相手に「イエス」と3回言わせて心を開く
これは、「イエスセット」という心理カウンセリングの手法で、「はい」と肯定する心的構えを、相手の中に作り出そうする技法です。
肯定することで脳の中の同情ニューロンの周波数を相手と合わせようとするのです。実際のビジネスの場面でイエスセットを使う場合、その場でとっさに考えるのは意外と難しいので、しっかり前もって準備していきましょう。
切り口としては、「天気」「仕事」「業界」など、3つのカテゴリーに分けて考えると会話も流れやすいでしょう。
- 天気の話題
例「今日はあいにくの雨ですね」 - 仕事の話題
例「先日の御社のイベントはかなり評判が良かったようですね」 - 業界の話題
例「今年も○○業界全体の景気はいいですね」
またイエスセットは、人を誘う時などに「イエス」と言わせる材料にする場合にも使えます。
A「あのプロジェクト、順調に終わったみたいだね
B「そうそう。うまくいったよ」
A「納期にピッタリ納まったんでしょ?」
B「うん、ホッとした」
A「そういえば、今日は暑いね」
B「そうだね」
A「パーッと冷たいビールでも飲みに行こうよ!」
これだけイエスが続くと、なんとなく、誘いに乗ってしまいませんか?
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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